第39回日本アカデミー賞のこと

ニノ、最優秀主演男優賞おめでとう!!

いきなりこんなことを言うのはだめと思いつつあえて言ってしまいますが、賞レースというのは背後に色々なしがらみがあって、評価されるべきものがちゃんと評価されているかというと必ずしもそうではなかったり、逆になぜこれが?というものが評価されていたりして、賞そのものを否定する人が少なからずいますよね。
それはそれで構わないと思うのです、個人の意見ですから。
ただ、一つ言えるのは、どんな賞であっても、受賞者は今後を期待されているということです。
だから、受賞するのです。
ニノも映画関係者からこれからを期待された俳優さんだということなのです。

これまでずっと言葉をはぐらかしてきたのに、昨日の受賞スピーチは真っ直ぐで、だからこそ胸にくるものがありました。
悔しい、自分も欲しい、そんな言葉をあの場所で口にしたということは、ニノもそれなりの覚悟を決めたのかな。

去年の岡田さんの受賞スピーチをもう一度見直して、昨日のニノはここから始まっていたんだなと思うとこれまた胸にぐっときました。
「次はお前だから」とニノに託した岡田さん。
その通りになって、どれほど嬉しかっただろうね。
スピーチを聞いている彼の表情にその全てが表われていた気がします。
去年の岡田さんの受賞は大きな一歩だったんだなと改めて思いました。

嵐ありきでずっとグループのことを第一に考えてきたニノと、俳優として認められるために寸暇を惜しんで自分にできることをやってきた岡田さん。
スタイルは全く違う2人だけど、それぞれに帰る場所があって、支えとなる仲間がいたからこそ今があることに変わりはないのよね。

素晴らしい俳優として映画界から認められた2人。
ニノにはさらに先を見てほしいです。
そして岡田さんと肩を並べてほしいです。
「俺も頑張ってるから、頑張っていけよ」
「わかりました」
岡田さんの頑張りはハンパないからね。
にのちゃんプレッシャーかけられたね(笑)
そうやって2人でいい具合に叱咤激励し合いながら、お互いを磨いていけるといいね。
2人の映画人としてのこれからが楽しみです。