ON THE TOWN 第二幕のこと その2

♬ Some Other Time (またいつか)
この曲も舞台を見る前と後では印象が全然違いました。ストーリーをちゃんと追ったのもあるかもしれませんが、ああ彼らの楽しい時間がもう終わっちゃうんだと見ていて涙目になる曲でした。最後の4人のコーラスが本当に素敵です。長野くんが去年の"Forever Plaid"で鍛えられたコーラス力を存分に発揮していました。訳詞もとてもよかったです。「楽しくなってきたら、終わりの合図。今までにもこれからにも感謝。」彼らだけじゃなくて見ているこちらも同じ気持ちになります。もうすぐ第二幕も終わり。もっと見ていたいのに。楽しい時間をありがとう。

♬ The Real Coney Island (現実のコニーアイランド)
ここでついに全員勢揃い。そしてゲイビーとアイビィがついに再会。この2人が舞台の上で一緒にいる時間って実はとても少ないんですよね。チップとヒルディーやオジーとクレアのようにもっともっと仲良くイチャイチャしているところを見たかったな。だって本当に素敵なカップルなんですもの。実は大人の怪しい遊び場だったコニーアイランドアラビアンナイト風で音楽もそれに合わせて非常にわかりやすいイメージでした。現実を知ったゲイビーはどう思ったかな。アイビィに再会できたうれしさでそんなことどうでもよくなっちゃったかもしれないけど。

♬ Finale, Act 2 (アクト2 ファイナル)

船に帰っていく3人。意外とあっさりした別れでちょっと拍子抜けだったことは内緒です(笑)最後にキャスト全員で歌う「ニューヨーク、ニューヨーク!」には再び鳥肌が立ちました。曲自体が持っている力とキャスト全員の力が集まってすさまじいエネルギーが生まれていました。思い出すだけで胸がいっぱいになります。ピットキンがルーシーに指輪を渡していたことに何人が気づいたかしら。

第二幕の覚書が第一幕よりもあっさりしているのは歌が少なく踊りがメインだったからだと思います。歌のことならここがいい、ここがイマイチ、って言えるのに踊りについては知識と語彙力が乏しくてうまく書けません。悔しいです。

そうだ、最後に言いたかったことを思い出した。ゲイビーがアイビィをリフトする場面がどこにもなかったんですけど!(泣)リフトの稽古が楽しみだって語っていたのにね。制作発表の会見でイノッチに無茶ぶりされて「大丈夫だよ」と言わされた坂本くんの立場は…