ONE MAN STANDINGのこと

20周年コンサートのDVD発売までにはまだ時間があるので、その前にONE MAN STANDINGについて書いておこうと思います。
しかし実は記憶がすでに薄れかけている…なぜなら何度も見ていないから!
2週間前のOMSより2年前のON THE TOWNの方が記憶が鮮明なのは明らかにそういうことでしょう。
できることならもっと見たかったOMS。

記憶が薄れかけている理由はもう一つ、たぶん予習をできなかったから。(しなかったから。)
初めて見た坂本くんのミュージカルは『シルバースプーンに映る月』。
つまりここ最近のものしか見たことありません。
だからOMSのセットリストを予想しようにも全く見当がつかないし、調べるにしてもそれって膨大な曲数でとてつもない作業になるし、だったら知らないままでもいいんじゃない?知らないまま見ても楽しめるんじゃない?と楽な道を選びました。
そしていざ公演を見て、帰宅してからセットリストをチェックして、そのミュージカルや歌った曲の背景などについて調べていたら、じわじわと後悔が襲ってきました。
なんで事前に勉強しておかなかったんだろう。
あの曲は向こうではヒュージャックマンが歌っていたんだよとか、あの曲はもともとオリビアニュートンジョンに書いた曲だよ、とか。
聴いたことのある曲もたくさんあったし、その曲がどんなストーリーの中で歌われるのかを知っていたら数少ない貴重な機会をもっともっと楽しめたのに!
どんどん膨らむ後悔。
ばかばか自分のバカ!

しかし実際こんなに後悔してもお釣りがくるくらい、OMSは楽しかったのでした。
後日せっせと曲を集めて作ったプレイリストを聴いていると、この曲はあの衣装だったな、ここであのタップを踏んでいたな、ここはあの立ち位置で歌い上げていたな、などと思い出します。
フレッドアステアやフランクシナトラが歌っていた曲を坂本くんが歌うなんて、もうそれだけですごいと思っちゃう。(だからこういうことを事前に知っていたら…泣)

ミュージカルの世界の中での坂本くんは素敵だって知っていたけど、OMSの坂本くんは文字通りキラキラ輝いていました。
坂本くんのこれまでの歴史を垣間見ることができて本当によかった。
そしてこれからミュージカルをもっと見たくなりました。
帰り道に、坂本くんが次に出演するミュージカルはどんなのだろう、楽しみだなあ、なんて思っていたら翌日にあっさり発表されてえ??って感じでしたが(笑)
松尾さんとの2人舞台、期待しています。

ちなみに個人的な好みの話ですが、ジュークボックスミュージカルは余程の作品でないとストーリーが音楽に負けてしまってあまり楽しめないので、坂本くんにはクラシカルなやつや挑戦的なオリジナルで攻めていってもらえるとうれしいな。(Murder for Twoは面白そうな予感しかしない!)

※備忘録的に、今回演出を担当した菅野こうめいさんのインタビュー記事と、舞台裏について語ってくださっているブログ(現在進行形)
http://spice.eplus.jp/articles/36294
http://ameblo.jp/komei369/entry-12127060315.html